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香りが良くて、日本で育てやすいハワイアンフラワー ピカケ

お花は一重咲き(ピカケ シングル)と八重咲き(ピカケ ローズ)があります

八重咲きのピカケ ローズ。コロンと丸いお花がキュートですね

ハワイ島 コナ空港のコンコースにあるフラの銅像の周りにはピカケが植えてあります。

フラの銅像の説明と見事なピカケの植栽。フラカヒコ(古典フラ)の説明が書いてあります

同じコナ空港のターミナルでもピカケとティアレを楽しめます

鉢植えでたくさんのお花を咲かしてくれます。爽やか癒されるとても良い香りを楽しめます

たくさんお花が咲いたら、切り戻してあげると、またつぼみをつけてくれます

八重咲き(ピカケ ローズ)の鉢植え。花持ちが良く、ながくお花を楽しめます


ハワイの植物

名前:ピカケ
モクセイ科
ソケイ属

学名:Jasminum sambac

和名:マツリカ

ハワイ名:Pikake【ピカケ】

インド原産・常緑小低木

生息域:海岸線から1000mまでのエリアに生息


ハワイでのお話

香りがとても良いので香料の原料に使われたり、お茶やお水に入れて、ジャスミンティーや、ピカケウォーターとして楽しめるお花でもあります。

ピカケの由来は、王女プリンセス カイウラニがこよなく愛した花で、ワイキキにあった王室の庭にこのピカケを植え、楽しんでいたそうです。そして、プリンセスは、惜しくも23歳の若さで亡くなってしまいました。その庭には、共に愛した孔雀とジャスミンが残り、王女を偲んでピーコック(孔雀)ジャスミン=ピカケになったそうです。

ピカケのお花は一重咲き(ピカケシングル)と、八重咲き(ピカケローズ)があります。一重咲きの方がお花がたくさん付きやすいです。八重咲きのピカケは、花もちが良いので長く楽しめます。

レイを編むときは、開花手前の花を摘んで数珠繋げに編んでいきます。ピカケのレイには、数百枚の花が必要になり、そのレイを編むにはとても大変です。香りがとても良く、結婚式の新婦に捧げるレイとしても有名です。ただ薄い花びらを何百枚も使うので、滅多に見ることができません。

また、ピカケと愛を謳うロマンティックなフラソングが多くあり、踊られた方もいると思います。

ハワイ島にコナ空港のコンコースにあるフラの銅像の周りには、ピカケが植えてあります。とても見事な植栽です。

フラの銅像とHula Kahikoについての説明がされています。フラ・カヒコ(古典フラ)は、神や自然の力は偉大であり、神や自然への信仰、歴史などの出来事を表すということ。また、古代ハワイは、文字という概念が無かったため、ダンサーの踊りや、手の動きでそのようなことを表現し、ハワイの様々な地域の文化や特徴を伝える神聖なものであるということです。
銅像:[HULA KAHIKO]
作者:LARK GREY DIMOND-CATES

同じコナ空港の空港ターミナルでもピカケの植栽を楽しめます。


日本での育て方

-ピカケの育て方-

育てかた(関東エリア基準):
ピカケは、鉢植えで育てることができます

基本的に鉢植えで育てます。半つる性で活性期は生育旺盛で広がりやすいです。あまり伸びてしまうと花付きが悪くなるので、剪定してあげると花が咲きやすくなります。 小さめの株は、ハイドロカルチャーでも育てることができます。関東以南の温暖なエリアであれば、屋外での越冬も可能です。ただ、葉が落ちてしまうと春の開花時期が遅れるので、室内管理で越冬させた方が、花の時期を長く楽しめます。

耐陰性もありますが、光量が少ないと花付きが悪くなってしまいます。
なるべく、日照時間の長い南向きの日当たりの良い場所に置いてください。
暑すぎる場合は、床と鉢の間にスノコや台などを使って空間を作ることで温度の上昇を防げます。活性期の5月〜11月頃までは屋外で、冬場は昼と夜の温度差の少ない明るい室内に置いてください。(最低気温が10度を超えたら屋外へ10度を下回り始めたら室内へ)

お水は、活性期は葉っぱの表裏にもお水がかかるようにたっぷりあげます。表面が乾いたらたっぷりあげてください。寒い時期は、与える量を減らし午前中の暖かい時間に与えます。用土は、観葉植物の土を使ってください。

肥料は通年与えて良いですが、生育に合わせて活性期に多めにあげ、寒い時期は控えめに与えるようにします。寒さには比較的強いです。花が終わる度に、花のすぐ下を選定することで表面積が増え、花付きも良くなります。2年ごとに一回り大きな鉢に植え替えると良いです。

特に室内育成中や通気性が悪くなるとコナカイガラムシやカイガラムシ、オンシツコナジラミなどが見られます。表裏の葉水で予防除去ができますが、ひどい場合は薬で対応します。


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